【浅草三社祭】神輿の先頭はケンカ必至!江戸の"粋"を担いだ!
浅草に住んでいるワッショイ黄太郎。
今回は我らが浅草が世界に誇る三社祭に参加してきたゾ。
その模様を密着&現地からお届け!
三社祭の三社とは?
その昔、とある兄弟が隅田川で底引きで漁をしていたところ、網に黄金に光る観音様が引っかかという。そこで町の長老に意見を聞いたところ「これはめったにお目にかかれない尊い観音様である」ということがわかった。
この時に見つかった観音様を奉ったのが浅草寺の起源。そして、観音様を発見した3人を祀ったのが三社の由来だったそうな。
そのため、各町会の半纏には微妙な違いがあるが、網目模様が入っているゾ!
▼半纏の袖は折り返して裏地を見せるのが江戸の粋だ
神輿の先頭はケンカで奪い取れ!警察官も止めない修羅場がそこにある
神輿を担ぐ上での花はその先頭、"花棒"と言われるところだ。三社祭では荒々しい担ぎ方こそ粋であり、花棒では場所の取り合いで押し合いへし合い当たり前!
イメージとしては、通勤時間帯の大江戸線の青山一丁目〜六本木駅とか田園都市線の渋谷〜三茶間車内みたいな人の密集度!その人たちが場所を奪い合うのだから、いかに押し合いへし合うか想像に難くないだろう。
それに加えて、担ぎ手たちは殺気立っている、江戸っ子の男たちがほとんどだ。
つまり、
「殺気立っている男たち」×「ぎゅうぎゅうの通勤電車」=ケンカがそこらじゅうで発生
という公式が容易に成り立つ。
神輿の周りには警察官がいたりするが、彼らもケンカに巻き込まれたくないので(まあその気持ちもわかります)、目の前でケンカが起こっていても基本的に傍観している。
適当な担ぎ方は許されず、下手な担ぎ方をしているとすぐさま神輿の外に出される事態となる。
もちろん平和なときもあります!
▼44の町会があり、それぞれ柄の違う半纏を着る
半纏の柄の網目模様が共通しているところに注目
▼三社祭の開催期間中は大門の提灯が畳まれるのだ
殴られること必至でいざ担ぐ!
半纏は浅草公園町会の方に借りて、いざ担ぎに出た!
▼神輿の後ろから担ぐタイミングをはかる
▼手を叩きながら存在感をアピールしてさらに近く!
▼お!おじさんが存在に気づいてくれた!
▼前の人に何か話しかけてるぞ!
「若者を一人入れてやってくれ(たぶん)」
▼いえーーい!担ぐ場所ゲット!
▼あとは思いっきり担ぐだけだっ!!「おいさ!おいさ!」
▼神輿の重さで肩が痛いけど、声出して吹き飛ばせ!
(GoProを片手で持っているせいできつい)
三社祭に三基のボス。1トン級本社神輿現る。
100人で担ぐ、重さ1トンの神輿をあなたは見たことがあるだろうか。
三社祭では町会ごとの神輿の他に、本社が3つの神輿を持っている。
このボス神輿は「一ノ宮・二ノ宮・三ノ宮」と呼ばれ、これを担ぐのが、担ぎ手たちの最高の名誉である。
本社神輿は3つが浅草の各町会によってリレーされ、最後に浅草寺に帰ってくるのだ。
本社神輿を担ぐ時は、町会の神輿の時に着る半纏と別の半纏を各町会が用意し、着る。それだけ本社神輿は尊いということである。
▼町会の中継地点に本社神輿が到着
▼町会監督の指示で一本締めと共に一気に担ぎ上げられる
▼もみくしゃ度がハンパじゃねえ!
▼熱気でカメラのレンズが曇るレベル
三社祭に参加するには?
三社祭は町会の半纏を持っていないと参加ができない。
僕は今回、行きつけの居酒屋の大将から半纏を借りることができた。
※2日間、店番をすることと引き換えに!(三社祭で担ぐというのはそれだけの価値がある)
浅草に住んでいない方は、三社祭に参加している友達などから借りるのが一番いい方法かもしれない。
三社祭はみんな命がけ(?)で神輿を担いでいるので、その流れの中でも負けずに参加したいという方に向いてるだろう。
三社祭開催日程
2017年開催日程
- 場所:東京 浅草浅草寺周辺
- 2017年5月19日(金) 20日(土) 21日(日)
(毎年5月第3金・土・日)
潜入動画はこちらからどうぞ!
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