ワッショイ黄太郎〜週末お祭りハンター〜

ワッショイ黄太郎は、"参加型"祭り潜入情報ならどこにも負けないゼ!という気持ちで日本各地を飛び回っています。平日はサラリーマンです。

ワッショイ黄太郎

23地域31ヶ所の祭りを回って気づいた、魅力的な参加型祭りのロジック

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週末お祭りハンター ワッショイ黄太郎を初めてから1年半ほどが経ち、振り返ってみると、23地域31ヶ所の祭りに訪れ・参加した結果、現時点でどのような祭りを自分が求めているかがなんとなくわかって来たので、一旦整理をしようと思う。

以下から、めちゃくちゃ真面目な話になります!!!! 

訪れた日本の祭りマップ

2018年10月までに僕が訪れた日本の祭りを日本地図でまとめると以下のようになった。

北は北海道から南は大分まで、23地域に及ぶ。中には同じ県に別の祭りで何度か行っているところも見られた。新潟県佐賀県がそれぞれ3回と、今僕が住んでいる東京から結構離れた場所に足を運んでいた。

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僕は今まで基本的に参加出来る祭りに訪れてきた。
参加出来る祭りに訪れてきたのは、だって、ただ見るだけの祭りなんて、能動的でないから面白くないじゃないですか!
その経験から、参加型である祭りのベスト条件は以下であると考えている。

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「誰でも参加可能であること」というのは、祭り実施地域住人や現地コミュニティ以外の人も参加出来るということ。

「アクセスが可能であること」というのは、世界各地に足を伸ばせば、より極端な参加型祭りが見つかるかもしれないが、普段働いているような一般人にはそんなことは出来ないので、基本的には日本のどこかという意味だ。

「年齢の境なく参加可能であること」というのは、体力が必要な祭りは若い人だけしか参加出来ない可能性が高い。出来ればそうではなくて、男女や老いも若きも関係なく参加出来る祭りだとよりみんなで盛り上がれるとベスト。そして、参加者も多く集まるはずだ。

 

上記を踏まえた上で、祭りの種類をまとめて、そこから参加型祭りを更に細分化すると以下のようになる。

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見物型祭り

祇園祭りのように普通の人(なんのゆかりもない人)は見るしかない祭り。神事なものが多い。

参加型祭り

└祭り実施場所の近くに住んでいたりしなくても、スポットで参加が出来る祭り

この分け方は、今までの僕の経験によって定義しているものなので、もしかすると他にパターンがあるかもしれない。

ここからさらに、参加型祭りは以下の2パターンに分けられる。

レース系参加型祭り

└勝敗がつく祭り

非レース系参加型祭り

└以下の鳥取県蛸舞式神事のように、誰でも参加が出来るが、勝敗がつかない祭り。祭りを行うことが重要な祭り。歴史・伝統がある。

僕はレース系参加型祭りに興味があり、これに参加してきた。

どういうレース系参加型祭りに魅力を感じるのかを、今まで参加した祭りを通して、考えてみると、僕が魅力的に感じる祭りは、優勝可能性が平等ということとクレイジーさという2つの要素がどちらも高い祭りである。

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まず上の表の縦の軸である「優勝可能性が平等」というのはどういうことかというと、誰でも優勝の可能性があるということだ。レース系参加型祭りは、体力・戦略性・運によって結果が決まると考えられるが、この内、どれかひとつだけが強いパラメータとなってしまうと、その分野だけ得意な人の優勝可能性が高くなる。

北海道の人間ばんばレースであれば、体力が優勝可能性のほとんどを決めるパラメータである。

体力・戦略性・運がバランス良く必要なレース系参加型祭りこそ、誰もが優勝可能性のあると言えよう。

続いて、クレイジーさは、想像が出来ないこと・危険っぽいことが必要だ。

たとえば、新潟県佐渡島たらいこぎ競争祭りというものは、文字だけ見れば大体どういう風な内容で争われるか予想がつく。

一方、富山県火牛の計レースのような、内容が「火のついた650kgの牛を4人で押しながら速さを競う障害物競争」というものだと、すぐには内容が想像出来ない。こうなると、実物を見た時に、驚きが大きくなる(非日常性が高い)のでないだろうか。

危険っぽいことは「っぽい」という部分が大事で、危険すぎると参加出来る人が少なくなってしまうので、超危険というのは避けたい。バランスが重要である。

よって、上の図で示すように、優勝可能性が平等にあり、ちょうど良いクレイジーさがあるレース系参加型祭りが魅力的と考える。

また、参加型祭りを魅力的にするプラス要素として、以下が考えられる。

・参加者の規模(参加者が少なすぎた場合、モチベーションがわかないであろう)

・実施環境(参加者が盛り上がる舞台となっているか)

インスタ映え(写真で伝えた時に見る人がわかりやすい)

・運営から提供されるサービス体験(滞りないコミュニケーションが出来るかなど)

 

今まで参加した祭りをいくつかピックアップして、上の図に並べてみると以下のような印象がある。

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富山県火牛の計レースは、優勝可能性が平等という点とクレイジーさという点でどちらも高く、一番おすすめしたい祭りである。

この表に当てはめると、参加型祭りの要項を見ただけで、行く前にどんな内容になりそうかわかってしまうのである。これは画期的!

ではでは、火牛の計レースのような参加型祭りを攻めるべきだ!という結論になるわけだが、今までの経験上&色々独自調査をしている限り、優勝可能性が平等にあり、クレイジーな参加型祭りというのは、日本にほとんどないのではないかと思っている。

今後、更に調査を続けていけば、見つかるかもしれないが、今のところ、その可能性は低そうだというのが肌感である。

既存で、自分が求める祭りがないというのであれば、もうつくるしかないのだが、そんなことなの可能なのだろうかと思うこの頃である。

参加型祭りはアクティビティというカテゴリーの中のひとつであるので、僕が求めているものをつくるとすれば、アクティビティやスポーツの分野まで広がったものになるのかもしれない。

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 という、自分が好きな参加型祭りの条件はわかったつもりだが、ではどうすればいいのかという結論が出せない状況である。

ネクストアクションは出せないものの、 1年半ほど週末お祭りハンター活動をしてきて、確実にアップデートされたが2つある。

1. その瞬間しかない祭りに参加しつつ、撮影し、それを編集するスキル

2. 祭り参加のために鍛えた身体

この2つは裏切らないスキルであり、今後もアップデートを重ねていきたい。

 

優勝可能性が平等かつクレイジーさのある参加型祭りを鋭意調査中なので、ご存知の方はぜひご一報いただきたい!