【佐賀バルーンフェスタ】14台のGoProで気球競技の裏側を捉えた!|組織委員会公式サポート
佐賀バルーンフェスタは九州民であれば誰でもしている祭りらしい。しかし、本州の人はあまり知らないのである。そんな祭り(?)の裏側を大量のGoProと共に、実行委員会とパイロットの方の協力の元、捉えたのでお伝えしたい。
14台のGoProで捉えた、気球と地上からの光景
佐賀バルーンフェスタとは
正式名称は、佐賀インターナショナルバルーンフェスタと言い、世界各国から100機の気球が集まるアジア最大級の気球イベントである。
ワッショイ黄太郎はその存在を知らなかったので、九州出身の人に聞いたところ、九州ではメジャーらしい。大学生にとっては、絶好のデートイベントであることまで把握した。
しかし、九州以東出身の人に聞いたところ、だれも知らないということがわかった。
しかも、気球で競技をするということもこの時初めてわかったのである。
ちなみに、後から聞くと、佐賀バルーンフェスタを知っている九州民もこれが、競技ということは知らない人がいた。
こういう現状がありますよとバルーンフェスタ組織委員会に問い合わせたところ、快く撮影に協力してくれたので現地に急行した。
バルーンが飛ぶ確率は20%!天候にとてつもなく左右される!
バルーン競技とは
バルーン競技は非常に複雑だ。
「佐賀バルーンフェスタ」とググると、気球が朝日に照らされて一斉に飛び立つ美しい写真がたくさん上がってくる。
しかし、現地に行ってわかったことは、このような綺麗な写真はほぼ撮れないと言っていい!フォトジェニックを狙っていっても気球が飛ばないなんてざらだ!
一発で撮れたとしたら奇跡である。
理由は主に以下になる。
・風が強すぎても飛べない
・弱すぎても飛べない
・そして、風の向きや強さによって、競技内容が変化するのだ。
バルーン競技は午前と午後の1日で2回行われる。
僕ら撮影チームは5回のチャンスがあったが、気球が飛んだのは1回のみであった。
気球という、"競技"
僕ら撮影チームが密着した当日は風の関係から様々なポイントからターゲットとなる場所にアプローチする競技であった。
<撮影チーム一同>
ワッショイ黄太郎は、佐賀大学OBチームに密着した
ランディング前日の打ち合わせ(緑Tシャツがワッショイ黄太郎)
なお、事前に決めたGoProの設置場所は以下の配置だ
まずは各チーム、車に乗ってランディングポイントを探す
それにしても、気球は分解すると「ハイエース1台」に収まるのは驚きだ。
同時にこのハイエースの中に最大5人が乗れる。<高圧ガス>のデカールがイカす
ランディングポイントを見つけるには風船を飛ばして、風の状況を事細かに調べ、予想するのだ
風の状況が細かに記載されているシート
場所が決まるとすぐさま、ハイエースから気球を下ろす
早速、気球を膨らませる
気球をハイエースから下ろしてから、出発準備まで約10分ほどだ
F1のピットワークのように素早い動きでチームのスタッフがそれぞれの担当を務める
それぞれの気球が膨らんでいく
気球を手を降って見送る
上からの景色はこんな感じ。絶景!
気球が移動し始めると、地上のハイエース部隊は、気球がターゲットへのアプローチを上手く運べるよう、風の状況を逐一伝える
インカムは欠かせないアイテムだ
高度を徐々に落とす気球
ターゲットに近づいてきたーーー
70gのマーカーをターゲットに落とすため、狙いを定める
投げた・・・!!
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真ん中に着地!!!
やったー!!渾身のガッツポーズだ!
こちらのチームもガッツポーズ
なお、我々が密着した上田選手はこの大会優勝された!!おめでとうございます!
ほぼない!当日のホテル等宿泊場所と駐車場
宿泊場所
大会期間中、近くのホテルはほぼ埋まっていると考えてよい!
佐賀市内にそもそもホテルが多くない&各国から選手が来ているので、早々に埋まっている。
現実的に宿泊場所を考えるならば、福岡市内 or キャンプだ。
僕ら撮影チームは福岡市内にAirbnbで借りた。会場まで車で1時間くらいである。
キャンプの場合は、バルーンフェスタが公式で用意しているオートキャンプ場が利用可能である。この場合、区画は先着順なので注意されたい。
駐車場
僕らはプレスとして、現地入りしたので会場内に駐車することができた。
しかし、一般の方はバルーンフェスタ会場から遠い場所に誘導されることが多いようだ。
20分くらい徒歩になることもざらである。気候によっては苦労して現地にたどり着いても気球が飛ばない場合が大いにあるので注意されたい。
佐賀バルーンフェスタでこう思ったッス
佐賀バルーンフェスタは祭りなのか?という疑問が少しあるが、フェスタというからには祭りである!今までの祭りと趣向は違うが。
この佐賀バールンフェスタへ取材するには、2ヶ月ほどの期間を要した。
組織委員会、パイロットの方々、ムービー撮影チーム、それぞれへアプローチし、皆の協力によって無事撮影をすることができた。
そして、そもそもこの祭りに行きたいと思ったのは、気球という競技を知っている人がとてつもなく少ないと思ったからだ。
気球の美しさはみんな知っているが、それを競技だということは知らなかった。
気球の競技の緊迫感とその美しさを両方同時に伝えることが今回の目的であった。
今回作成した動画を通して、競技をしない人に気球の更なる魅力が伝われば嬉しい。
▼佐賀の海でフンドシマンとしての仕事もして来ました。