【浜松まつりに参加】<凧揚げ編>県外者でも祭の最前線に入れてくれるぞ!!
前回の記事で書いたように、5/2の午後に浜松市茄子町公民館に電話し、参加希望の旨を伝えたところ「明日来ていいよ!」と快く受け入れていただいたので直行した。
今日決めて明日行く!浜松まつり2017 - ワッショイ黄太郎
突撃した結果、県外参加者であっても十分に参加可能なことがわかったので、その模様をレポートしたい。
浜松まつりとは
5月3日から5日の3日間、凧揚げ会場と市中心部で開催される祭りだ。
祭りの主な構成は、日中の「凧揚げ合戦」と夜の「練り」に別れる。
凧揚げ合戦
凧揚げ合戦は初子の誕生を祝って凧を揚げた「初凧」の風習が後に市民挙げての祭りになったそうな。その歴史は古く、1500年代に起源があるらしい。
つまり、全国の他の祭りに多い、神社仏閣と関連するのではなく、市民主体の祭りなのだ。
今年は174の町が参加し、174枚もの凧が大空に入り乱れたぞ!
初めて参加した浜松まつりでは茄子町(なすびちょう)のみなさんにお世話になった。
茄子町公民館に着くと、「東京からよく来たね」と非常に暖かく迎え入れてくれた。
浜松まつりに参加するためにはルールがあるので、そちらを紹介したい。
浜松まつり参加のルール
浜松まつりに参加するには以下の3点セットが必要だ。
・法被
・ワッペン
・提灯
これらは観光客を受け入れている町で貸し出ししてもらえる。今回は茄子町でお借りした。
茄子町では3点セットで10,000円で貸し出ししている。
▼貸し出し時に記入するものがある
祭り参加のための3点セットを借りたら、いざ着替えだ!
法被以外に最低限持ち込む必要があるものは
・鯉口シャツ
・腹かけ
・股引き
・足袋
である。
これが整ったらいざ、凧揚げ会場へ!
無数の凧に圧倒されること間違いなし
凧揚げ会場は「凧場」と呼ばれる。
まず会場まで凧を運ぶ。
凧場では、凧が通ることが最優先され、凧を運んでいるときは通行人は道を譲らなくてはいけないのだ。
▼会場に着くと無数の凧が大空に揚がっていた!!圧巻の光景である。
▼凧の大きさは2帖から10帖まであり、近くで見るとなかりデカい。
▼凧が揚がり、安定させるまでが一番忙しい。皆がそれぞれの役割をし、凧をハンドリングしつつ、軌道に載せる。一つの凧をあげるには20人ほどの人で作業をする。
腕パン覚悟で凧揚げに挑戦せよ!!
なんと凧が空高く落ち着いたタイミングで凧を引くことにチャレンジさせてもらえた!
凧に触ることは出来ないと思っていたので、ここまでさせてくれるなんて最高の経験だ!大空で風を受ける凧は想像以上に重く、皮の手袋をしていても、指が痛い。しばらく引っ張っていると腕がパンパンになる。
初子の誕生を皆で祝う!
浜松まつりの凧揚げ合戦の起源は初子の誕生を凧で祝ったことである。
初子の名前と家紋が入っている凧は「初凧」と呼ばれる。
初子が生まれた家は「初家(はつや)」と呼ばれ、肩車されつつ皆から「オイショ!オイショ!」の掛け声とラッパの軽快な音ともに祝われる。
ちなみにこの軽快なラッパの音「パッパラパパーパッパラパー」というメロディーは浜松地域だけの独特なものらしい。浜松っ子はこの音を聞くと自然と身体が動き出すらしいぞ!
糸切り合戦も見どころ!
凧場はサッカーコート6面分くらいの広大な敷地で行われるが、174枚もの凧が揚がるため、場所の取り合いになる時もあるぞ。
今回は日中に行われる凧揚げ合戦を紹介した。
次回は夜に行われる「練り」についてレポートしたい。
▼浜松、夜のお楽しみ「練り」についてはこちら
浜松まつりの開催日程
2017年浜松まつり
浜松まつりに参加したい方は
茄子町公民館に電話したら優しく受け入れてくれるぞ!
電話番号:053-464-8855
住所:静岡県浜松市中区茄子町453-1
ちなみに公民館の電話番号は公衆電話なので、人がいない時が結構あるかもだ。
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