ワッショイ黄太郎〜週末お祭りハンター〜

ワッショイ黄太郎は、"参加型"祭り潜入情報ならどこにも負けないゼ!という気持ちで日本各地を飛び回っています。平日はサラリーマンです。

ワッショイ黄太郎

新潟県 越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭 2018|ここはダンスフロアか!? 壮絶な餅争奪戦!!祭り

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新潟県は、越後湯沢の近く「浦佐」にて行われる祭り。DJ+オーディエンス in da フロアの熱狂を感じよ!

 越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭とは?

えちご うらさ びしゃもんどう はだか おしあい たいさい」と祭り名が非常に長い!!
ここでは、裸押合としよう。

この祭りは約1,200年の歴史を持ち、毘沙門天に拝もうと我先に集まり、押合いを始めたことがきっかけである。

日本三大奇祭の一つと宣言しているが、日本三大奇祭は日本各地の祭りが、それぞれで宣言していることなので、公式に認められた日本三大奇祭というものは存在しない。

熱狂を動画で!

 裸押合までの準備

裸押合に参加するため、上越新幹線の「浦佐」という駅で降りた。

駅から祭り会場となる浦佐毘沙門堂までは屋台が軒を連ね、多くの人出があった。

駅から浦佐毘沙門堂までは歩いて3分ほど。アクセスがとてつもなくいい祭りだ。
今まで、ワッショイ黄太郎が参加してきた祭りは、山奥や漁港など、車を使わないとアクセスが難しい場所でやることが多いので(奇祭だからか?)観客という人出は多くないことが常であった。

しかーーし、裸押合は駅からのアクセスが良いということもあってか、観客がとてつもなく多い。そして、2018年は土曜日の開催ということもあり、足を運ぶ人が多かったのかもしれない。

何はともあれ、裸押合に参加するために集合場所である「おくにじまん会館」という場所に到着!

裸押合に参加するためのグッズは、全ておくにじまん会館の隣の用品店で購入可能だ!
手ぶらで訪れてもなんら問題なし!

▼店員の方がめちゃめちゃ親切

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おくにじまん会館内で、着替えることになる。
この場所は、自分の荷物がどれだかわからなくなるくらいごちゃごちゃしているので貴重品類はここに置かないことがベストであろう!
おっちゃんにさらしを巻いてもらって、準備完了だ!

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毘沙門堂内に入ると、まず数多くのロウソクたちが待ち受ける!

一本30kgほどある巨大ロウソクだ!

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▼今回の祭りでは超ロングな7mの自撮り棒を導入して、臨む!

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いざ、裸押合が始まる!

この祭り、押合が一回だけで終わるのではなく、同じことを三回行う。
そのため、三回とも参加してもいいし、二回でも一回でも良い。

それぞれの回は、以下のように各1時間ごとに行われる。

第一回目:18時スタート
第二回目:19時スタート
第三回目:20時スタート

ワッショイ黄太郎は第二・三回目に参加した。

▼裸押合前は参加者の熱気がすごい・・!

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おくにじまん会館前に並んで、毘沙門堂境内まで行進してゆく。

この時点で、気温 -1℃!!
しかーーし、何を隠そう、前週に岩手にて-12℃の中、蘇民祭を行って来ているので、むしろあったかいくらいだッッ!!

▼出発の瞬間は気合いが高まる。 

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▼このロウソクは溶け出したロウに触れても熱くない。

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▼境内へと参加者が行進していく。

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裸押合前に、身体を清める意味と押合での滑りをよくするため(乾いた肌が擦れると痛い)水に入る!

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▼水に入った後、裸押合に加わっていく。

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裸押合の場所、ここではフロアと呼ぼう。

フロアには100人ほどのオーディエンスがごった返している!

1段高い場所には、DJが10人。

ここは完全に、ダンスフロアだ!箱も小さめのクラブばりのちょうどいい大きさ。

DJ+オーディエンス in da フロアの構図がここに出来上がった。

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「サンヨー!サンヨ!」

と掛け声を互いに繰り返す。その間はずっと押合い。
満員電車の山手線のドア付近以上の人口密度!

ちなみに、サンヨというのは「撒+与」
DJたちが投げる、餅や木札を撒き与えるという意味だ。

先ほど、水に浸かった身体も、押合いをしていると乾いて来てしまうので、
たまに周囲から水がオーディエンスにぶっかけられる。
これは、クラブでいうところのスモーク的な役割か。

客観的に考えてみると、
そんなに争うほど、撒与品が欲しいかと言われればそうでもないはずなのだが、フロアは完全にアゲられているので、高揚感がすごい。

撒与品にPut ya hands up!!!

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▼餅をゲットした。ゲットした餅は巻いているサラシの中に収納して、押合いをする。

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越後湯沢方面の最終電車にはご注意を・・

裸押合が行われる「浦佐」に宿がなかったため、ワッショイ黄太郎は上越新幹線、隣駅の越後湯沢に宿を確保していた。

浦佐から越後湯沢への普通列車(新幹線でない電車)は、21:45が終電なのだ!!

しかし、祭りはスケジュール通りには進まないことが多い。

実際に裸押合が終わったのは22時すぎ、
この時点で、普通列車はないのであった・・!

そこで、調べたところ、新幹線の終電を使うと方法を発見。
満を辞して一駅分新幹線に乗り、無事越後湯沢に到着した。

裸押合に参加する際には、おしりの時間にくれぐれもご注意を・・!

▼22:56浦佐発の新幹線

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越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭の参加方法

裸押合への参加は指定された持ち物を持って、指定された時間に行けば問題ない。

 必要な持ち物

サラシ
・はんたこ
・足袋
・ワラジ

全て現地に売っているので持って行く必要はないが、すでに持っているものがあれば持参しよう。

▼集合場所は「おくにじまん会館」

さらに詳しい情報は裸押合のサイトを確認しよう。

http://www.yamatokankou.jp/osiainixtutei.htm

越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭の開催概要・スケジュール

開催スケジュール:毎年3月3日
開催時間:裸押合は18:00〜23:00
開催場所:〒949-7302 新潟県南魚沼市浦佐2495