【山口 通くじら祭り】伝統捕鯨の現場に潜入参加 400年の歴史上初の船上レポート!
クジラ、それは海で一番大きな生物として名を轟かせている。そんなクジラと直接対決出来る祭りがあるというので、全力で参加せねばなるまい。山口県は長門に急行した。
通くじら祭り(かよいくじらまつり)とは
400年前の江戸時代、長州毛利藩の頃から明治時代にかけて235年間も、通地方では捕鯨がされていたという。その捕鯨方法は網を使った"網捕り捕鯨"という方法だ。そんな捕鯨の方法を再現したのがこの祭りである。
1992年からこの古式捕鯨実演は行ってきたという、伝統あるお祭りだ。
赤ふんどしでクジラとの決戦に備えよっ!!
通くじら祭りに参加するためには、まず現地に到着すると赤ふんどしを装備することが求められる。
いや、むしろこの古式捕鯨において、赤ふんどし以外の装備はなにもいらない。
ふんどしの締め方は、現地の方が優しく(物理的にはキツめ)に締めてくれるから何も心配はいらなかった。
バッチリきまったぜ!!
今回の祭りには地元の方や山口大学の大学生、県外から数人含めて、全員で約30名の参加があった。
いざ、手漕ぎ船でクジラの元へ!!
8人で1隻、計4隻でクジラの元へ漕いでゆく。
いざ船に乗り込み。
当日は風があったため、波が高く、なかなか沖へ船が進まない・・
それでもみんなで力を合わせて漕いでゆくと・・・
おおーー!沖にクジラが見えてきたー!!
船のクルーたちもテンション上がってきたー!
必死に漕いで、クジラへ横付けを狙う。
くじらは潮も吹く。
あれ、何かクジラのお尻から出ているぞ・・!
よーーーく見てみると・・
エンジン付いとるやないかーいっ! 通に住んでいるクジラの正体は船の上にクジラの胴体を載せた船であったぞ。
でも、この独特なクジラと格闘せねば東京に帰れぬ。
まずは、地元のおっちゃんがモリを持って先陣を切る。切込隊長の登場だ。
後ろ姿がカッケえ
いざ構えて・・
エェーーーーイィィ!!!
クジラにモリがクリーンヒット!
クルーたちの盛り上がりも半端ない!
クジラに縄をかけて捕らえるのだ!
この実演の流れは、湾の外から4隻の船でクジラを湾内に追い込み(クジラが自走して湾内に来る)、クジラを捕らえることで完了する。
くじらに船を横付けする!
くじらの上にどたどたと人が登っていく
網を頭にかけるぞおお
そして、鎌を使ってとどめを刺す。血しぶきが上がったら捕獲完了のサインだ!
やったーーー!
捕獲したら、陸までクジラを引っ張ってゆく
陸にあげるときはみんなで綱を引っ張るのだ
陸揚げ完了!これにて古式捕鯨の実演の工程が終了だ
祭りに参加してこう思ったっス!
山口県の長門という場所は日本海側にある。そこにアクセスするための飛行場や新幹線の駅はどちらも瀬戸内海側にあり、アクセスはレンタカーがおすすめだ。
山口宇部空港からも新山口駅からも長門までは車で1時間ほど。
アクセスには時間がかかる場所だが、想像以上に綺麗な海とほとんどの人が体験したことのないであろう、くじらとの直接対決(赤ふんどしと共に)は素晴らしいと自信を持ってオススメしたい。
長門周辺には綺麗な浜などもあるので、同時に堪能出来るといいかと思うぞ。
通くじら祭りの潜入の動画はコチラ!
通くじら祭り参加方法
そもそもこの祭りは画像検索で、なんだかクジラを捕らえている画像があり、そこから山口県長門市のサイトにアクセスしてみると実演者を募集している旨の記載があったので問い合わせたことから始まった。
応募資格は、18歳以上で泳げる方だったら誰でもOKというハードルが超低いものなので、ぜひ多くの方に参加して欲しい。
参加申し込みは、通公民館に電話かメールでOK!今年は6月30日までに参加の連絡をする必要があったので、それまでに赤ふんどしを締める気持ちを整えて欲しい。
・長門市公式サイト内 通くじら祭りページ
通くじら祭り|ななび/長門市観光コンベンション協会
通公民館
TEL・FAX:0837-28-0008
kayoi.kominkan@city.nagato.lg.jp
→電話、FAX、E-mailで住所、氏名、年齢、連絡先をお伝えください
通くじら祭り実施概要
僕のお祭り潜入機材HERO5 BLACK
HERO5 BLACKの予備バッテリーはこれを使ってます
ジンバル(スタビライザー)はこれを使ってます