【大分 ケベス祭】危険度MAX! めちゃ熱い炎に追いかけられる、奇祭に参加した!
大分の山奥で行われるこの祭り。起源は一切記録にないらしい。しかし、国の無形民族文化財に指定されているという。意味が全くわからないので、とにかく現地に行って参加してみた。
- クレイジーすぎる火祭りの動画はコチラ!
- 起源や語源が記録に一切ない、謎の火祭り
- 不気味なお面が登場、祭りのムードが高まる
- 危険度MAX! 逃げたら炎の番人に追われる!
- ケベス祭でこう思ったッス
- 開催日程&会場へのアクセス
クレイジーすぎる火祭りの動画はコチラ!
起源や語源が記録に一切ない、謎の火祭り
現地でもらった祭りの説明資料によると以下のような記述があった。
「ケベス祭(けべすさい)」は櫛来社(旧岩倉社)の秋の例大祭で、毎年10/14に行われる火祭りである。
火祭りの起源やケベスの語源についての記録は一切なく、すべてが謎に包まれた祭りである。
(2000年に国選択無形民族文化財に指定)
祭りの起源や全く意味がわからない、ケベスという言葉の語源が誰もわからない、そんな祭りってある!? スケベじゃなくてケベスだぜ?
今まで多くの祭りに参加したり、調べたりしてきたが、そんな意味不明な祭りはなかった。
とにかく、現地で体感するしかないなこれは!
不気味なお面が登場、祭りのムードが高まる
事前に国東市教育委員会 文化財課に聞いたところ、予約などは必要なく、ただ当日来るだけでいいということだった。
行ってみると、ケベス祭の場所はとてつもなく山奥であった。
大分駅から車で1時間30分、北九州駅からだと2時間。
ケベス祭は19時開始、20時ころ終了する。
余裕を持って、現地に着いたのは17:30ころであったが、もう境内に人が結構集まっていた。
18:30には祭りを待つ人でいっぱいである。300人くらいの人が押しかけていた。
19時まで30人ほどの氏子たちが神事を行う。
ちなみに、氏子たちは祭りの一週間前から、氏子以外の人とは一切火を交えないとのことだ。つまり、火を加えたもので他人とは食事をしない。そのような古来からの厳格な禁忌を守っている。
ようやく祭りの主役が登場だ!その主役はなんと言っても、ケベス面をつけた「ケベスどん」である。
ケベスどんは祭りの中で一人だけ。
そのケベスどんを中心に、囃子を奏でる太鼓・笛・鉦(かね)が続く。
危険度MAX! 逃げたら炎の番人に追われる!
会場の端っこには、シダに火が点火されゴウゴウと燃え上がっている。
この炎の中にケベスどんがサスマタを持って入ろうとするのだが、それを白装束の氏子が入らせまいと格闘するのだ。
▼奥にいる人たちはプレスの人orカメラおじさんたち。
かなりフォトジェニックな祭りなので、プロアマ問わずに注目を集めているようだ。
この流れ(規定演技)を行い、9回目にケベスどんはついに炎の中に飛び込み(クレイジーすぎる)、炎の勢いが増す。
これが祭りメインイベントの開始の合図!ファイヤーーー!
氏子たちが火のついた棒を持って、周りの参拝者たちを追いかけ回す!
この光景がとにかく、世紀末のようなカオス状態である。
このときに参拝者たちは火の粉を浴びると、無病息災であるといわれる。
▼木造の室内でも容赦ないファイヤーーーー!
おっちゃんたちがメインで氏子を務めているのだが、炎を持って追いかけて、女性たちの悲鳴を聞くのがとにかく楽しいらしい笑
おっちゃんたちみんなすごくニヤニヤしながら追いかけ回していた。
ケベス祭でこう思ったッス
祭りが終わると身体中が焦げくさくなるのだが、炎に追われるという体験は多分ここでしか出来ないから、すごくアクセスが大変だけどオススメ!
そして、炎に追われる光景がフォトジェニックでもあるので、若い女の子とか行くといいんじゃないかなあ。僕が行ったときは若い女の子全然いなかったけどね!
▼みんな大好きフォトジェニックだよ!!
▼お土産は会場でおばちゃんたちが売ってる「ケベス面」キーホルダーだ!
開催日程&会場へのアクセス
当日、会場には200人くらいの人がいたが大概が地元大分の方であった。
無料駐車場も用意されているので心配ないが、会場の前の方で見るには17:30ころまでに行っておくのがベストだろう。
ケベス祭について質問がある場合は、国東市教育委員会文化財に問い合わせると回答が得られるぞ。
電話番号:0978-72-2677
ケベス祭り - 国東市ホームページ
- ケベス祭の開催日:毎年10月14日(大雨でなければ開催)
- 場所:大分県 櫛来社(旧岩倉社)