ワッショイ黄太郎〜週末お祭りハンター〜

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ワッショイ黄太郎

ねぶた祭は絶対に参加をオススメしたい! もはやフェス!! 日程・方法・宿泊など [2017年版]

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青森といえば、ねぶた祭を思い浮かべる人も多いであろう。300万人以上が参戦する日本を代表する祭りに2017年8月、初参戦してきた!現地は想像以上の盛り上がりでもはやフェス。日程・参加方法・ハネト等をご紹介するぞ!

ねぶた参加の模様を1分でチェック!

ねぶた祭とは

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参加する前、ねぶたのイメージは和紙で作られたデカイピカピカした神輿的なのが練り歩くイメージしかなかった。そこで、そもそもそれってなんなのってところから整理したい。

「ねぶた」と「ねぷた」、この2つを聞いたことはあると思うが地域によって言い方が違うのだ

同じ見た目でも、青森県内の
青森市で行われる祭りは「ねぶた」
弘前市で行われる祭りは「ねぷた
である。

青森ねぶたの由来は、奈良時代(710-794年)に中国から渡来した、七夕祭の灯篭流しの変形であると言われている。

ねぶたを製作・デザインする職人は「ねぶた師」と呼ばれる。
現地のおっちゃんに聞いたところ、青森の子供は一度は「ねぶた師」の職業に憧れるらしい。ねぶた師の威光すげえ。
ちなみにねぶたの大きさは最大で、幅約9m、高さ約5m、奥行き約7mと言う規定がある。

ねぶた祭を盛り上げるハネトとは

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今まで数々の祭に参加してきて、基本的には参加するために町会や実行委員会と交渉する必要があったが、青森ねぶた祭はそれが必要ない!

ねぶた祭は決められたルールに沿っていれば、だれでも参加可能の祭である。

それぞれのねぶたが動いている、前方100mに独特の衣装を来た人たちが飛び跳ねている。これがハネトだ!

ハネトの衣装は浴衣の上にタスキなどでカラフルに彩ったものである。

団体に所属していなくても参加できます。ハネトは自由参加ですので、事前の登録や当日の受付もありません。ハネト衣装(正装)を着て参加してください。

ハネトの参加方法・ルール - 青森ねぶた祭

 ハネトの公式ルール

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衣装を来ていれば、ねぶた巡行経路のどこからでも参加できた。跳ね疲れたら、一旦ハネトの列から出て、コンビニに寄ってから、別の団体の列にハネトとして加わることも可能だ。つまり基本的にどの団体に混ざってもOK!!

  • ハネトの参加方法・ルール - 青森ねぶた祭

  • みんなが楽しめる明るい祭りにしましょう。
  • ねぶた出発30分前までに待機場所に集合しましょう。
  • 花笠をかぶり正装で参加しましょう。
  • 運行委員の指示に従いましょう。
  • ねぶた囃子と関係のないホイッスル等の持ち込みはやめましょう。
  • 行列の中で花火の打ち上げや爆竹、一升瓶の持ち込みや空缶の投げ捨ては危険ですからやめましょう。
  • 運行中の逆戻りや途中からの参加はやめましょう。
  • 消防車や救急車が出動した場合は、速やかに道路を空けましょう。

ハネトの衣装はどうやって準備する?

レンタル&着付けを市内のデパート等で行っているぞ!
現地には事前に予約して手ぶらで乗り込めばOKだ!

衣装は一式4,000円前後でレンタル可能である。青森ねぶた祭公式サイトが紹介するお店に連絡してみよう。ちなみに僕らは神戸屋というところで衣装を借りた。→ハネトの衣装の購入・レンタル方法 - 青森ねぶた祭

ホテル・宿は一年前に埋まっている!

僕らがねぶた祭参加を決めたのは開催の1ヶ月前。
そこで、ホテル・宿を調べてみた。Airbnbも調べてみた。

どこも空いてない・・・

それからネットで調べたところ、ねぶた祭は全国から参加者が来るので宿は1年前から埋まってしまうという。日本最大級の祭りは人気度がケタ違いだ!

救世主、青森ねぶた祭公式サマーキャンプ場

そこでねぶた祭実行委員会に電話で聞いたところ、ねぶた祭公式のサマーキャンプ場が近くに設置されるとの話を聞いた。これだ!ということで、僕らはキャンプを選択することにした!

サマーキャンプ場 - 青森ねぶた祭

※サマーキャンプ場は、ねぶた祭会場から車で10分ほど。

▼到着したらこんな感じの入り口。臨時のキャンプ場が公式で設置されている。看板も出ているからわかりやすいぞ。すぐ近くに駐車場もあるからそこに車を停めよう。

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▼テントがいっぱい設置されている。比較的空いているスペースが多いので、日程の途中で行っても全然入れる。一般のキャンプのように争って場所を確保する必要ない!

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▼テントを組み上げるぞ〜

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大人数で行くなら、キャンプが楽しくてオススメだ!

ちなみにこのキャンプ場は焚き火禁止なので、薪等は持って行かないように(僕は持っていってから気づいた・・)。
8月といえども、夜は20℃まで下がるので長袖の準備は忘れずに。

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参加の準備をし、いざハネトになる!

ねぶたの運行時間は19:15-21:00までなので、キャンプ場から余裕を持って17時ころ出発!キャンプ場から車で10分で青森駅前の運行場所に着く。

バイク・自転車で来ていない場合は、タクシーをキャンプ場まで呼べばOK。僕らはそうした!
キャンプ場には、なにわ・愛媛・神奈川などなど全国各地から200台くらいのバイクが集結していた。

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▼ハネトの衣装を貸し出してくれた、神戸屋に到着!

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▼貸衣装の着付けをしてもらう。初めてだと着付けが難しいのでやってもらう方が楽だ。またこのお店では衣装持ち込みで、着付けだけも行ってくれるそうだ。

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▼じゃーーーん!ハネト衣装への着替え完了!!

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▼ねぶた運行場所に到着!ねぶた、近くで見るとデッケええ!!

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▼同じハネトの衣装を来た集団を発見!この中に後ろから入れば跳ねられる!

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▼いざ跳ねる!!跳ね方は単純なので、見よう見まねですぐできる!
ラッセラーラッセラー」の掛け声と共にアゲるのだ!
ねぶたのフロアをアゲよう!!

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▼一緒に跳ねたあとはハイターーッチ!

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▼ハネトたちは知らない人であってもすぐ仲良くなれるのだ!
外国からの参加者もいたぞ

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▼沿道の観客からは声援が上がり、なんか特別な気分だ!
衣装についている鈴を沿道の子供にあげるのが習わしだ

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▼お疲れ様でしたーー!

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ねぶた祭にハネトとして参加し気づいた点をまとめるよ

ねぶたの時間は1時間45分一本勝負!意外と短い

19:15に始まり、21:00に終わる。

2時間以下しか跳ねられないというのは、夢中になっていると短い

もっと跳ねたいのに・・という場合は次の日にまた参加するしかない。
1時間45分で脚がつるくらい、全力勝負しよう。

青森ねぶたは縦のムーブ!クラブ好きにぴったり!

盆踊りなど日本各地の祭りでは踊りが様々あるが、基本的にそれは横のムーブだ。
縦に飛び跳ねる動きは多くない。

しかーーし、上の映像のように、この青森ねぶた祭りは縦に飛び跳ねるムーブなのだ!!

まさに、野外クラブ!!クラブ好きな若者に刺さらない訳がない。

クラブ好きな人は六本木に繰り出している場合ではなく、8月前半は青森に集まるべきだ!

時間が短いので19時までに酔っ払っておいた方が楽しい

疲れたり、酒が欲しくなったら、ハネトの団体から抜け出して、コンビニに何か買いにいくことはすぐできるがその時間ももったいないので、始まるまでにガソリンをいれておくことをオススメする!
とてつもなく跳ねるので無理ない程度に!

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トイレは超混みなので、開始までに済ませよう

途中でトイレに行きたくてもコンビニのトイレはとてつもなく混んでいるので、開始前までに済ませた方が全力で跳ねられるぞ!

ハネトは何処からでも入っていい。赤のタスキで自分と同じ衣装を着ているハネトが目印

今回ねぶた祭に初参加して、最初はどのタイミングで混ざればいいかわからなかった。自分と同じ衣装を着ているハネトについて行けばOK!

声が枯れるまで、ラッセラー!

跳ねながら、ラッセラーラッセラーを叫び続けるので、声が枯れること確実
それでこそ楽しいのだ。
フェスと同じくアルコールで喉を潤し、声をあげるのみだっ!

青森ねぶた祭開催日程&アクセス

開催日程

日程:毎年8月2日〜7日までの6日間
時間
8月1日 前夜祭 18〜21時@青い海公園
8月2日〜6日 19時10分〜21時(大型ねぶたの運行)←僕らはこの中の4,5日に参加した!
8月7日 13〜15時(大型ねぶたの運行)、19時15分〜21時頃(青森花火大会)

開催場所

開催場所は青森駅近くだ。街中に案内が至るところにあるのでそれを頼りにしよう。

他人と違った夏のイベントはここにあり!

青森は東京から新幹線で3時間もかかるから遠いが、ハネトとして参加することはそれ以上の価値があったと言える!

みんなULTRAとかフェスもいいけど、一旦ねぶた祭に参加した方がいい。ハネトであれば自分が主役で、観客からは羨望の眼差しを受けること間違いなし。僕らも写真を一緒に撮ることをなんども頼まれた。

地元のおっちゃん曰く、フェス感覚のねぶた祭は、古来よりナンパの場でもあるとのことなので男子諸君は気合いを入れて参戦されたい。

キャンプができるのも魅力だし(他の祭で公式にキャンプ場が設置されるというのは中々ないのだ)、こんなに濃い時間をすごせることはなかなかないから、ねぶたを見るだけもいいけど、参加することを熱くオススメしたいッ!!